「同じことはExcelでは不可能」住商モンブランが二兎を得たデータ分析基盤の改革
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ユニフォームの製造・販売にデータ分析が不可欠な理由とは?
住商モンブランは、医療・食品用の白衣、ユニフォーム、作業服等の企画・生産・販売を手がける企業である。従業員は125名で、平成29年度の売上は116億円を誇る。食品衛生法の15年ぶりの大改正(注1)や介護施設の増加など、同社を取り巻く事業環境は明るい。業績も好調で、今期はさらに売上を伸ばす予想だ。
住商モンブランにとって、データ活用は非常に重要な意味を持っている。総務部 IT企画 課長 横田 昌宏氏は、その理由を次のように説明する。
「一般アパレルと異なり、ユニフォームは3~5月の決算期、人が入れ替わる時期に注文が集中します。したがって、その時期にいかに商品を確保するかが重要です。また、色の付いた商品と一緒にできないため、製造できる工場も限られます。このため、限られた期間に、限られた工場で、いかに欠品を出さず、かつ作り過ぎないかが求められます。もちろん、流行を取り入れた新しい製品も必要です。したがって、データ分析による需要予測・商品企画がとても重要なのです」(横田氏)
しかし、これまでは属人的な分析に終始していたという。基幹システムからIT部門がデータを抽出し、Excelで集計してグラフを作成するのが、基本的な流れだったのである。
このため、IT部門は多忙を極めた。3カ月ごとに開催される生産計画の会議用レポートの作成、レポート作成に必要な仮説検証の繰り返し、会議当日に想定される質問への準備……等々。限られた人数のIT部門は、こうした業務に時間をとられ、新商品企画などのビジネスに直接貢献する業務には、なかなか手が回らなかったのである。
そこで住商モンブランが模索していたのが、現場の担当者が、必要なときにすぐに分析できる仕組みだった。
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