【IHI回転機械事例】4社統合ERP導入プロジェクトを成功に導いた3+1の理由
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各事業部はもともと性格の異なる別々の会社だったため、そのシステム統合には大きな壁がいくつも立ちはだかった。システム統合で主導的な役割を担ったIHI回転機械の企画財務部情報システムグループ 部長 岡﨑栄一 氏は次のように説明する。
「回転機械事業部と歯車事業部は製造が中心、営業統括部は営業を行い、大型回転機事業部はメンテナンスを行うといった具合に、その業務内容も大きく分かれていました。そのため、統合後にどこかの会社の基幹システムに名寄せするといったことができませんでした。そこで、製造・販売・メンテナンスを垂直統合する新しいシステムの構築が必要になったのです」
また、各事業部が別会社であったときは、お互いに社外の注文側であったり供給側であったりしたため、新しいシステムではそうした取引を社内取引に変更する必要もあった。
「同じラインでも集計先が異なっていたり、同じ部品でも管理番号が異なっていたり、各事業部がそれぞれ発注のシステムを持っていたりと、似たような業務であっても大きく異なる仕組みを採用していました。そのため、流れが複雑で、集計に時間がかかり、集計結果を分析するのも大変でした。そのため、経営側からも基幹システムの1本化を強く要請されていたのです」
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