人間の思考速度に匹敵する超高速分析を実現するには？オラクルが新投入する超高速BI専用マシンの全貌
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ビッグデータという言葉に代表されるように、企業内に蓄積された超大量データや市場データを、より多くの人が、より高速で効率的に分析したいというニーズが生まれている。データベースマシン「Oracle Exadata」が爆発的なヒットにつながる中、同じ設計思想で生まれたのが、インメモリ型の超高速“分析専用”マシン「Oracle Exalytics」だ。オラクルのBI（ビジネスインテリジェンス）ソフトウェア群をハードウェアと一体化した注目の新製品について、開発者自らがその開発背景と技術の詳細を日本で初めて語った。
BI Machine and In-Memory Database Director, Product Management
バスー・マーティー氏
たとえば、デンマークのある金融機関では、債権取引のリスク分析をトランザクションレベルで実施。また、ある自動車業界のマーケット情報提供企業では、世界のアナリスト向けに、インタラクティブ性の高い高速ダッシュボード機能を提供した。さらに世界各国に860の油田切削施設を抱えるあるグローバル企業は、全社規模でBIアプリケーションを迅速に展開した。
企業内のデータを解析・分析したいというニーズ自体は昔からあったが、従来はパフォーマンスが大きな壁となっていた。しかし今、突破策として注目を集めているテクノロジーがある。それが「インメモリ」型データベースだ。これは高速なメモリ上にデータを展開し、そのまま分析を行うことで、非常に高いパフォーマンスを実現するというもの。
オラクル・コーポレーションのバスー・マーティー氏は、インメモリでデータを処理するメリットとして「より高速な分析・計算」「インタラクティブ性と可視化の向上」「ユーザー数・問い合わせの増加」の3つを挙げる。テクノロジーの革新に伴うパフォーマンス向上によって、より多くのユーザーがより人間の思考速度に匹敵する分析とプランニングを可能にしたのである。
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