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IoTは普及したが、次なる課題が見えてきた
いまや、どの業界においても必要性が叫ばれているDX。DXを進めるにあたって、製造業分野を中心に重要となるのがIoTへの取り組みだ。「IoTとは『Internet of Things』の略称で、モノをインターネットに接続する技術です。現実の世界をさまざまなセンサーによって可視化し、データを収集し、クラウド上にそのデータを蓄積します。そのデータを『デジタルツイン』と呼ばれる、物理空間から取得した情報をもとにデジタル空間に物理空間を再現する技術を活用して分析し最適化するソリューションが登場しています。この7、8年の間でさまざまな企業がIoTに取り組んだ結果、IoTの可視化が進んできたということが言えるでしょう」
そう話すのは、DXに必要なリソースをサブスクで包括的に提供している企業、INDUSTRIAL-X代表取締役CEOの八子知礼氏だ。
だが、普及が進んできたIoTについて、デバイスに設置したセンサーによる可視化は進んでいるものの、「その先」にはまだ至っていないというのが八子氏の見解だ。同氏は「次なる課題は、制御領域への取り組みである」と指摘する。下の表は、IoTをめぐる状況と課題について整理したものである。
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