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  • 2022/09/26 更新

約3割が完全クラウド移行済、今更聞けない「脱ファイルサーバ」すべきこれだけの理由

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コロナ禍によってリモートワークが進むなど働き方が大きく変化し、企業のDX(デジタルトランスフォーメーション)も加速しつつある。そのような変化に伴い、従来、多くの企業で情報共有に用いられてきたファイルサーバの課題が顕在化している。すでに約3割の企業がクラウドストレージへの移行を完了している現在、今更聞けない「脱ファイルサーバ」すべき理由を分かりやすく紹介する。

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「脱ファイルサーバ」がDXを加速させる
(Photo/Getty Images)

従来のファイルサーバが抱える3つの課題

 働き方の変化に伴い、社内外の情報共有・共同作業の仕組みの整備が喫緊の課題となっている。従来のファイルサーバには、大きく3つの問題が挙げられる。

 1つ目はセキュリティの問題だ。ファイルサーバ単体でファイルの持ち出しを防ぐことは非常に難しい。専用のツールを別途導入する必要があり、その場合は運用が複雑化し、コストも増大する。

 2つ目は利便性の問題。リモートワークへの対応としてVPNの利用が挙げられるが、多くの社員が同時にアクセスすると負荷がかかり、速度遅延などが発生する。また、VPN機器やライセンスの費用は、同時アクセスへの負荷対応能力の高さに応じて高額となるため、全社員に適用することは現実的ではない。

 3つ目はコストの問題だ。上記の費用に加え、Windows Serverの場合、CAL(クライアントアクセスライセンス)が発生する。ファイルサーバはハードウェアの老朽化に対応する保守や交換部品だけではなく、ライセンスコストやOSのサポート期間などの縛りもあるため、業務環境と関係なく5~7年に1度は全入れ替えが必要となる。

 この3つの問題を解決し、既存のファイルサーバに縛られずに企業のDXを進めるにはどういった方法があるのだろうか。

この記事の続き >>
・NASやファイルサーバからの脱却、どんな方法がある?
・調査で判明、「ファイルサーバ単体では新しい働き方に対応できない」時代に
・事例:リモートワーク増加で「脱ファイルサーバ」を決意、クラウド化の決め手になった2つのこと

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