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デジタル時代において、ビジネスで取り扱うデータの量は膨大なものとなっている。管理方法を間違えれば、万が一の際に重要なデータを紛失するなどして、事業の継続が困難となってしまう。こうした課題に対し多様なサービスを手掛けるDMM.comでは、バックアップの仕組みの見直しや各種アプライアンス製品の活用など、あらゆる手段で改善に努めている。では具体的にどう取り組みを進め、効果を出しているのか。DMM.com ITインフラ本部 インフラ部 IaaS開発グループ TeamLeaderの高橋 尚史氏が解説する。
DMM.comが「全データの保護が現実的に難しい」と感じたワケ
DMM.comは「領域とわず、何でもやる」をモットーに掲げ、動画配信や英会話、FXなど多様なサービスを展開している。この幅広い事業を支えているのが、ITインフラであり、仮想基盤だ。自社サービス向け仮想基盤・プライベートクラウドの計画・立案から運用までの全フェーズに携わる、ITインフラ本部 インフラ部 IaaS開発グループ TeamLeaderの高橋 尚史氏は、DMM.comの仮想基盤の概要についてこう説明する。
「私たちが使っている仮想基盤のイメージと規模感をつかんでいただくために、まずは数字をシェアします。2022年6月7日現在の数字です。仮想マシンの数は5122、ESXiホスト数は176、ストレージ筐体数は20、vCenter数は2、仮想ディスク使用量は459.66TBです」(高橋氏)
特徴的なのはシンプルな構成である半面、規模が大きいことだろう。しかしそれがゆえに、すべてのデータを安全に管理することが現実的に難しい状況という。これに加えてランサムウェアをはじめとしたサイバー攻撃が日々進化を続け、大きな脅威となっている。
こうした課題に対してDMM.comでは、バックアップシステムの改善や大容量ファイルストレージの導入などの対策を施している。ここからはDMM.comが抱えたデータ保全の課題を紹介するとともに、いかにして対策・改善に努めたか、その方法や効果とともに解説する。
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