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  • 2021/11/10 掲載

4割が「内製化を推進」、ローコード開発で成功した企業が挙げる最大のメリットとは?

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デジタル改革を進める手段として「ローコード開発」が注目を集めている。高度なプログラミングの知識がなくてもアプリを開発できるローコード開発ツールの導入は、現場主導でDXを実現する上で大きな力になる。実際に導入した企業はどのような成果を得ているのだろうか。

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ローコード開発はなぜ注目されているのか?
(Photo/Getty Images)

「ローコード開発」を取り入れる企業が増加中

 現在、産業界では「DX(デジタルトランスフォーメーション)」の必要性が叫ばれているが、デジタル改革にも順序がある。DXへのはじめの一歩となるのが、従来の業務プロセスをデジタル化し、業務の効率化や生産性の向上を図る「デジタイゼーション」だ。

 デジタイゼーションを実現するためには、ITツールの利活用が欠かせない。中でもSaaSは比較的短期間で導入できることから、採用する企業も増えている。しかし、既存のパッケージ製品を利用していては企業独自の強みを生かせなかったり、特殊な業務分野ではそもそも適合する既存サービスが存在しなかったりする事情もある。

 こうした場合、独自のシステムをスクラッチで開発することになるが、開発コストが難点となる。そして、外部委託で開発した場合は、システムに変更を加えたくてもベンダーのスケジュールに合わせなければならず、想定外の費用がかかることもある。このような事実が、従来、デジタイゼーションや業務効率化の大きな足かせとなってきた。

 そこで今、世界中で注目されているのが、プログラミング言語によるコーディングを極力抑えてアプリケーションを開発できる「ローコード開発」だ。専門のエンジニアでなくとも比較的簡単に開発できるため、システムを内製化しやすい。さらに、部門単位の簡単なものから全社で活用できるシステムまで、必要に応じてタイムリーにアプリケーションを作れるのも特長だ。

この記事の続き >>
・ローコード開発で成果を得た企業が挙げるメリットとは?
・「フォーチュン500」の企業の7割以上が採用するローコード開発
・信州ハム事例:生産管理システムの内製化で全社的な業務改革へ

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