4割が「内製化を推進」、ローコード開発で成功した企業が挙げる最大のメリットとは?
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「ローコード開発」を取り入れる企業が増加中
現在、産業界では「DX(デジタルトランスフォーメーション)」の必要性が叫ばれているが、デジタル改革にも順序がある。DXへのはじめの一歩となるのが、従来の業務プロセスをデジタル化し、業務の効率化や生産性の向上を図る「デジタイゼーション」だ。デジタイゼーションを実現するためには、ITツールの利活用が欠かせない。中でもSaaSは比較的短期間で導入できることから、採用する企業も増えている。しかし、既存のパッケージ製品を利用していては企業独自の強みを生かせなかったり、特殊な業務分野ではそもそも適合する既存サービスが存在しなかったりする事情もある。
こうした場合、独自のシステムをスクラッチで開発することになるが、開発コストが難点となる。そして、外部委託で開発した場合は、システムに変更を加えたくてもベンダーのスケジュールに合わせなければならず、想定外の費用がかかることもある。このような事実が、従来、デジタイゼーションや業務効率化の大きな足かせとなってきた。
そこで今、世界中で注目されているのが、プログラミング言語によるコーディングを極力抑えてアプリケーションを開発できる「ローコード開発」だ。専門のエンジニアでなくとも比較的簡単に開発できるため、システムを内製化しやすい。さらに、部門単位の簡単なものから全社で活用できるシステムまで、必要に応じてタイムリーにアプリケーションを作れるのも特長だ。
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