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  • 2021/08/24 掲載

将来有効活用したい「大容量データ」、お金をかけずに保管する最適なストレージとは?

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IoT技術の浸透や、国内企業のデジタル化が進んだことにより、データの大容量化が加速している。特に近年は、デジタル空間だけでなく、現実空間におけるヒトやモノの動きまでもがデータ化されるようになったことから、蓄積されるデータが膨大な量になってきている。このようにデータの大容量化が進む一方、いかに膨大なデータを低コストで保管するか、効率的に参照できる環境を作るかが課題となっている。解決策はあるのだろうか。

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データの大容量化が進む中、いかに膨大なデータを低コストで保管するか、効率的に参照できる環境を作るかが課題となっている
(Photo/Getty Images)

データの大容量化と多様化で生じた課題

 総務省が2020年3月に発表した「デジタルデータの経済的価値の計測と活用の現状に関する調査研究」によると、IoT技術の発展と、DXの推進によって、データ活用による企業経営の高度化が進んだ一方、データの大容量化が急激に進んでいることが報告されている。特に、研究開発や製造工程などの領域において収集できるデータ(画像・動画データやログデータ、センサーデータなど)が増えており、直近5年間で約4~7倍に急増しているという。

 もちろん、活用できるデータが増えることで企業は恩恵を受ける部分もあるが、同時に課題も生じてくる。1つ目の課題は、データの大容量化に伴う保管コストの増加である。2つ目はデータの多様化によりオンプレミスやクラウドなど、保管場所が分散してしまうことである。3つ目は近年扱うデータに動画や音声などの非構造化データが増えてきたことで、データ検索性が必要になってきていることである。

 データの大容量化に対応しつつ、大容量化したデータを利活用するために必要なデータ基盤の構築をどのように進めていけば良いのだろうか。ここからは、大容量化するデータの扱い方のポイントを解説したい。

この記事の続き >>
・大容量データの低コスト化と安全な長期保管を実現する方法
・必要なデータをすぐに参照できるデータ基盤とは?
・データ管理に最適な「データファブリック」

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