テレワークの反省を活かすなら、まず「資産管理」を見直すべきと言えるワケ
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「資産管理」業務が持つポテンシャル
テレワークが浸透しつつある今、リモート環境の整備で多くのIT管理者が頭を悩ませている。たとえば、社員がどこからでも社内データに安全にアクセスできるようVPNやVDIの環境構築は必須だ。さらにオンライン会議をする場合でも、通信に支障がないように回線品質やパフォーマンスを確保しなければならない。セキュリティ面では、PCやモバイル端末のOSやアプリケーションが古くて脆弱性があると、セキュリティホールになってしまうし、会社で禁止されたサービスをこっそりと利用するユーザーがいればシャドーITになる可能性もある。もし企業のセキュリティポリシーが守られていない場合は、パッチを当てるように喚起したり、最新バージョンへの更新を促したり、場合によっては強制的にアプリケーションやサービスを使えないように制御することも求められる。
ただし更新作業やパッチを当てるにしても、リモート環境の場合は一筋縄ではいかない。これまで多くの企業では、社内にマイクロソフト社のWSUS(Windows Server Update Services)用のサーバを設置して、そこで更新プログラムを一括して受け取り、社内の各PCに適用するのが一般的だった。しかしリモート環境では、VPNで社内ネットワークに一度アクセスし、そこから更新プログラムをダウンロードするにしても、個々の通信回線がボトルネックになってしまうこともある。
こういった新たな課題を解決するために注目されているのが「IT資産管理」業務だ。これまでIT資産管理というと、デバイスやOS、ソフトウェアの棚卸しなど、ITリソース管理が中心というイメージがあった。実際に今もその役割を果たしているが、見方を変えると、社内の全ITリソースを管理しているからこそ、さまざまな分野に応用できる可能性を持っている。テレワーク環境下で生まれた課題を解決する、進化した資産管理の方法を紹介しよう。
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