調査データで振り返る2020年セキュリティ動向と「これからの」サイバー攻撃対策
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専門機関のレポートが明らかにしたセキュリティ脅威の最新動向
サイバー攻撃は、常に変化している。最新のテクノロジーが悪用されるのはもちろん、社会・経済情勢の変化によっても攻撃の手法や目的は変わる。効果的なセキュリティ対策を立てるうえで、こうした攻撃側のテクノロジーやトレンド・傾向を把握することは非常に重要だ。ただし、自社だけでサイバー攻撃の最新動向を把握するのは難しい。そこで活用したいのが、セキュリティ専門機関が発行するレポートである。特にIBMが毎年発表する「IBM X-Force 脅威インテリジェンス・インデックス・レポート」は、IBMの顧客や公的な情報源から収集された数十億のデータをもとに分析された高い信頼性を持つレポートだ。
2021年3月、その最新版がリリースされた。これは2020年1月から12月までのデータをもとにしたレポートだ。そこでは、いくつかの興味深い事実が報告されている。
まずは、ランサムウェア攻撃の増加だ。2019年の20%から2020年は23%に増えている。また、2019年には攻撃対象の8位だった製造業が2020年には2位と急上昇し、攻撃者の新たなターゲットとなっている。
この他にも、Linuxマルウェアの増加、Emotet(エモテット)の再流行など、効果的なセキュリティ対策を立てるうえで、ぜひ知っておきたいデータが報告されている。いずれも、企業のセキュリティ担当者なら、今後の対策を考えるうえで把握しておきたい情報ばかりだ。
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