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コロナ禍が企業のIT投資に与えた「3つの変化」
新型コロナウイルスの世界的なパンデミックにより、日本を含めた世界経済は大きなダメージを負った。2008年9月に起きたリーマンショックではほとんどの企業がIT投資を抑制したが、今回のコロナ禍でも、企業は同じ行動を取るのだろうか。アイ・ティ・アール(以下、ITR)が発表した「コロナ禍の企業IT動向に関する影響調査」(n=1370、2020年4月実施)を基に、同社シニア・アナリスト 舘野 真人 氏は、調査からわかった3点について、次のように説明する。
調査からわかった1つ目の傾向は、「コロナ禍がデジタル化の促進材料になっている」ことだという。同調査でコロナ禍が自社IT戦略の遂行に及ぼす影響を聞いたところ、『大いに加速する』が27%、『やや加速する』が44%という結果となった。
「IT投資という観点では、コロナ禍を前向きに捉えている企業が多い傾向が見られました」(舘野氏)
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