ソフトバンクはいかにして、自社の大規模ストレージを3カ月でリプレースしたのか?
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わずか3カ月で、大規模プライべートクラウドをリプレース
創業以来、情報革命を通じて社会と人々への貢献をミッションとし、日本のIT産業を牽引してきたソフトバンク。同社は通信事業を中核とし、ITや人工知能(AI)を活用した新たな働き方を実践する「Smart & Fun」というスローガンを掲げ、イノベーティブでクリエイティブな企業として現在も成長を続けている。日進月歩するIT業界において、革新的なサービスやコンテンツを提供するために、まさに縁の下の力持ちとしてシステムの裏方を支えているのが、同社の大規模な基幹業務系プライベートクラウドだ。しかし、そのインフラの礎となるNFSストレージが稼働から5年を迎え、老朽化もだいぶ進んでいた。
このストレージは、店頭向けのシステムや、料金照会の確認、契約変更を行う顧客専用サイト「My SoftBank」など、多くのサービスを提供するもので、非常に重要なリソースであった。もし、ひとたび何かトラブルが発生して業務が止まってしまうとなれば、多大な経済的損失を被るリスクもある。
そこでソフトバンクは、2019年1月に新たなストレージ・アプライアンスを調達するために動き始めた。とはいえ期末を目標にして、リプレースを完遂したいという社内の意向があり、その間わずか“3カ月”という非常に迅速な対応が求められる状況であった。
同社は、この厳しいスケジュールのなかで、信頼性と可用性・拡張性を兼ね備え、コストパフォーマンスにも優れるストレージ・システムと、そのシステム構築から技術検証までを一元的に任せられるベンダーを選定し、導入を果たした。そうして選ばれたベンダーとストレージ・システムとは、どのようなものだろうか?
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