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バックオフィス部門が社内外の“邪魔者”になっていませんか?
まず、現在は「マネジメントの過渡期」である前提に立ちましょう。これまで日本のマネジメントモデルは、製造業を主体とした「統制型(ピラミッド型)」が主流でした。しかし、おそらく読者の皆さんもお気づきの通り、このモデル一辺倒では日本の組織は勝てなくなりつつあります。
もちろん統制型のマネジメントを否定しているわけではありません。しかしながら、製造業や自動車産業に最適化された統制型のマネジメント、法制度、業務プロセス、コミュニケーションのやり方などを業種や職種にあわせて変えていかなければ、もはや企業は勝てません。これからの時代に求められるのは、コラボレーションを中心とした「オープン型」のマネジメントです。
今回のコロナ禍では、テレワークを起点にさまざまな議論が起こっています。「ハンコを押すためだけに出社しなければならない!」などの議論もありますが、ここで考えるべきは、その場しのぎのテレワーク導入/ITツール導入ではなく、これをきっかけにしたマネジメントモデルの「オープン型」へのシフトです。
そもそも、テレワークによる軋轢の原因は、コロナ禍によって働き方が強制的に「オープン型」にシフトしたにもかかわらず、マネジメントが旧態依然の「統制型」のままだからです。全員がオフィスに集まって、顔を合わせて仕事をするスタイルを前提にしているので「社員がさぼっているのではないか」「監視しなければ」と、旧来型の正義でコントロールしようとするのです。いわば、ズレがある状態。そして、このズレによる軋轢は、過渡期特有の“産みの苦しみ”とも言えます。
では、具体的にどうすればオープン型にシフトできるのか。その成否を握っているのが、総務、人事、経理、広報、購買、情シス、法務、監査、財務などのバックオフィス部門です。私は300を超える企業、自治体等の働き方改革を支援してきた経験から、バックオフィス部門こそが企業の成長を後押しするドライバーになると確信しています。逆を言えば、バックオフィス部門が古い正義に固執し続けて変わらなければ、企業組織の成長は阻害され続けるということです。
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