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ほとんどの企業はテーマ設定から間違っている
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代表取締役 データ分析・活用コンサルタント
高橋 威知郎氏
最近の著書に、共著「データサイエンティストの秘密ノート35の失敗事例と克服法」(SBクリエイティブ)、単著「営業生産性を高める! 『データ分析』の技術」(同文館出版)など。中小企業診断士。
インターネットの時代になって、営業パーソンは個々にデータを使えるようになったものの、営業自体のアプローチについてはデータドリブンになっているとはいえません。CRMやSFAなどを導入したとしても劇的に効果が出ている企業は日本ではほとんどありません。というのも、日本企業の場合は、データの使い方がズレているからです。
せっかくCRMやSFAなどを導入して社員の行動を見える化し、営業活動に利用しようとしても、実際にはデータだけを貯めて終わりで、そのデータを分析し現場で活用するところまで実現できていないのです。またシステムもバラバラでサイロ化され、データ分析用のサービスやツールも部門ごとに入っている。そのため法人IDと結びつかなかったり、顧客データとMAツールが連携できなかったりするケースもよく見られます。
日本企業は、データ分析ツール/サービスを導入する前に本来考えるべき、「データ活用」の意識が希薄だと感じます。データを貯めることに執着するものの、それらのデータを現場でどう活用するかまで考えが及んでいないのです。そのため現場も、データを貯める時点でそのメリットを感じられません。データ入力を面倒がったり、金額をいいかげんに入力したりして、不十分なデータばかりが貯まっていきます。
またデータ活用において、そもそもテーマ設定を間違えていることも非常に多いですね。結果が出しにくい、筋が悪いテーマを追いかけるケースが目につきます。これもデータ活用における大きな落とし穴の1つといえるでしょう。
“データ活用”は難しいもの?
一般的にデータ活用というと、何か専門のツールやサービスを用いて新たなインサイトを探し出す、というイメージがあるかもしれません。しかし企業におけるデータ活用は、もっとシンプルに考えてください。逆にツールに固執しすぎると、本筋のゴールが見えなくなります。今すぐビジネス+IT会員にご登録ください。
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