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先進企業はそもそも「働き方改革ブーム」に乗っていない
残業は、日本の労働に深く根を下ろしている。ついにここにメスが入り、その累積時間に罰則付きで上限が設けられることになった。具体的には残業は月45時間、年間360時間という内容で、またそれを超える場合の上限は年間720時間を一人でも1時間でも超えたら罰則となる。業種により特例は設けられているものの、この改正は労働基準法70年の歴史において画期的なものである。大企業では2019年4月から、中小企業においては2020年4月から施行される。合わせて厚生労働省でも、従業員および管理職の実労働時間を把握するよう2019年4月から企業に義務づける。
内閣総理大臣決裁で設置された「働き方改革実現会議」で有識者議員を務めた白河氏は、「長時間労働がようやく人権問題として取り上げられて獲得した成果」と語る。働き方改革関連法成立のインパクトは大きく、メディアでのアンケート調査を見ると、2017年時点で約7割の企業がすでに何らかの働き方改革に着手済みであることがわかった。
しかし、この「ムーブメント」以前に、働き方改革を自社の経営課題ととらえ積極的に取り組んできた先進企業も少なくない、と白河氏は語る。いわばそれらは「攻めの働き方改革」を推進してきた企業だ。
たとえば大和証券は2007年から19時前退社を励行しており、SCSKは全社的に残業減を呼びかけ、削減した残業代を生産性の高いチームにボーナスとして還元する取り組みを実現している。
それに対し、「早く何とかしないと、労働基準監督署が立ち入り調査に来る」とあたふたしているのは「守りの働き方改革」に当たるという。
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