予想以上に高いサーバ移行の壁、Windows Server 2008 R2サポート終了迫る中どうする?
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サーバ移行に伴う作業量を考えればWindows Server 2008 R2のサポート終了対策は待ったなし
あらゆる企業にとってOSのサポート終了は頭の痛い問題だ。2014年4月にWindows XPがサポート終了した際には大きな社会問題ともなったが、これは何もクライアントOSだけに限った話ではなく、同じような混乱はサーバOSでも起こりうる。そうした中で今、徐々に火が付き始めているのがWindows Server 2008/2008 R2だ。同OSのメインストリームサポートはすでに2015年1月13日で終了しており、現在は延長サポートに入っている状況だ。
そして2020年1月14日にはこの延長サポートも終了することになる。もちろん、サポート終了後も使い続けることは可能だが、新たな脆弱性が発見された場合も対策プログラムはリリースされず、サーバは常にゼロデイ攻撃と同様のリスクにさらされることになる。サポート終了したOSは特に世界中のハッカーから狙い撃ちにされるだけに、そのリスクは加速的に増大していく。
Windows 2008/2008 R2のサポート終了までには500日以上の残日数があるため『まだ余裕がある』と思うかもしれない。しかし、サーバ移行に際しては、移行プロセスの計画から本番環境利用者に与える影響の調査、切り替え時間(本番サービス停止時間)の周知および対応、環境移行後の備えなど、乗り越えなくてはならないいくつもの壁があり、予想以上に時間がかかります。したがってすぐにでも準備に取り掛かる必要があるのだ。
実際、一口にサーバ移行といっても、ファイルサーバとアプリケーションサーバでは準備すべきことや移行手順も大きく違っている。
特にアプリケーションサーバで稼働させている各アプリケーションに関して、移行先OSでのサポートバージョンの確認、バージョンアップパスの確認、ハードウェア要件の確認、仕様確認および修正作業(スクラッチ開発したアプリケーションの場合)など、互換性を担保するためにも相当な時間を要することになるので注意が必要だ。
さらにクライアント側のWindows 7もWindows Server 2008 R2と同時にサポートを終了するため、あわせてWindows 10へのバージョンアップを行い、各サーバとの接続確認ならびに必要に応じて修正を行わなければならない。
このようにOSのバージョンアップに伴うサーバ移行では、作業工数がどんどん膨らんでいくのである。また、ハードウェア故障などで今すぐサーバ移行が必要となるケースもありうる。そのときにサーバ移行の高い壁を、あなたは即座に越えられるだろうか?
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