もはや「境界を守る」だけでは不十分、新時代の脅威にセキュリティをどう見直す?
- ありがとうございます!
- いいね!した記事一覧をみる
境界型セキュリティだけでは守れない時代へ
これまで企業のセキュリティ対策は、「境界型モデル」を前提としていた。社内と社外のネットワークを分け、その境界を保護することで、脅威の侵入を防ごうとするのが、その基本的な考え方だ。境界線上にファイアウォールやプロキシサーバ、IPS/IDSなどの機器を設置し、通信を制限したり、URLフィルタリングを実施したりといった対策は、すべて境界型モデルの対策だ。しかし、このモデルは現在、2つの観点で限界を迎えている。
1つはビジネスにおけるクラウドの広がりだ。Office 365やG Suite、Amazon Web Services(AWS)など、クラウド型のサービスを業務で使うのが当たり前になった今、従業員の多くは社内/社外を行き来しながら、重要なテータにアクセスしたり、アプリケーションを利用したりするようになった。このため、境界の内側だけを守っていても、企業のセキュリティを守ることは難しくなった。
もう1つは、脅威の複雑化・巧妙化だ。毎日、膨大な数の新種のマルウェアが作られ、従来のシグネチャ型の対策では、未知のマルウェアを発見することは難しくなった。次々と登場するフィッシングサイト、特定の企業を狙った標的型攻撃などの深刻な現実を前に、境界で脅威を100%防ぐことは不可能であり、侵入されていることを前提に対策すべきというのが、現在の常識となっている。
もちろん、だからといって、境界型のセキュリティ対策が不要になったわけではない。引き続き境界型のセキュリティ対策は実施しつつ、それだけではカバーできない脅威に対して、どう対処するかが求められているのである。
では、具体的にどのような対策が考えられるのだろうか。
・セキュリティとは無関係だった「DNSサーバ」がカギになる?
・ハードウェア不要、導入が簡単にもかかわらず、未知のマルウェアをブロック
・月額数百円でセキュリティ専門の研究組織のインテリジェンスを利用可能
今すぐビジネス+IT会員にご登録ください。
すべて無料!今日から使える、仕事に役立つ情報満載!
-
ここでしか見られない
2万本超のオリジナル記事・動画・資料が見放題!
-
完全無料
登録料・月額料なし、完全無料で使い放題!
-
トレンドを聞いて学ぶ
年間1000本超の厳選セミナーに参加し放題!
-
興味関心のみ厳選
トピック(タグ)をフォローして自動収集!