知っておくべき「AWS運用」のポイント、クラウドの安定稼働はどうすれば実現できるか
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AWS普及の「2017年」に考えるべき、クラウド運用の課題とは
アマゾンのクラウドサービスであるAmazon Web Services(AWS)は、業種や企業規模を問わず、あらゆる企業のWebサービスや基幹システムに使われている。2017年1月には三菱UFJフィナンシャル・グループが米アマゾンと契約を締結し社内システムの一部をAWSに移行することが報じられた。今年は、大企業におけるAWS導入の流れはいっそう加速していくと予想される。
AWSを導入するメリットはさまざまあるが、中でも大きいのは、システム展開におけるスピードと、コンピューティングリソースの柔軟性を高められることだ。
たとえば、WebサービスやCMSのようなWebサイトを構築したいときには、オンプレミスのようにハードウェアを調達することなく迅速にサーバーをデプロイしてサービスを展開できる。また、最初に必要なコンピューティングリソースをサイジングして設計するのではなく、都度、柔軟に拡大、縮小することができる。
このように設計や構築に関して大きなメリットがある一方で、運用の面では新たな課題も生まれる。システムのリソースが柔軟であるほど、運用、とりわけ監視に気を配らないと、オンプレミスで実現できていた可用性、継続性を実現できない。これまで慣れ親しんできたオンプレミスとは異なるシステムを、どのように運用するかをあらためて検討しなければならないのだ。
AWSの安定稼働を実現する「運用」のポイント
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