際限なく広がるネットワークの管理対象、複雑化するトラブルにどう立ち向かうべきか?
- ありがとうございます!
- いいね!した記事一覧をみる
海外ではポーリング監視が一般化
管理ツールも複雑になった。ストレージ、サーバ、ネットワークに加えて、仮想化環境の管理ツールなども加わった。その結果、システムの問題点を発見することは、ますます困難になっている。
こうしたネットワーク運用の難しさは、現実のトラブルにも現れている。2016年3月に発生した大手航空会社のシステム障害などの原因がそれだ。では、こうしたトラブルはどうすれば未然に防ぐことができるのか。ソーラーウインズ・ジャパン マーケティングマネージャー 園田真悟氏は、次のように指摘する。
「日本ではいまだにSNMPトラップに頼った“何かが起きてから対応する運用”が少なくありませんが、これではトラブルを未然に防ぐことは困難です。これに対して海外では、ポーリングによる監視が一般的です。ポーリングを使えば、デバイスのパフォーマンス状況を客観的に把握できるので、“障害の予兆”を捉えることができます。さらに、ネットワークデバイスだけでなく、サーバやストレージなど、ネットワークに接続されたすべてのデバイスを監視することが可能です」(園田氏)
「ポーリング」とは、ネットワークに接続された機器に対して、定期的に問い合わせを行って機器の状況を確認する仕組みのこと。現在のような複雑化したシステムでは、常にポーリングで機器の全体状況を把握しておかないと、障害の予兆をとらえることは困難なのである。
高まるネットワーク・フロー分析の重要性
今すぐビジネス+IT会員にご登録ください。
すべて無料!今日から使える、仕事に役立つ情報満載!
-
ここでしか見られない
2万本超のオリジナル記事・動画・資料が見放題!
-
完全無料
登録料・月額料なし、完全無料で使い放題!
-
トレンドを聞いて学ぶ
年間1000本超の厳選セミナーに参加し放題!
-
興味関心のみ厳選
トピック(タグ)をフォローして自動収集!