基幹システムのクラウド化だけでは不十分? 経営のスピード化実現の課題とは何か
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基幹業務と密接に関係する帳票システムはクラウド化が難しいのか?
ビジネスのスピード化を目的に、CRM、SFAなどの基幹業務システムのクラウド化という流れが加速している。しかし一方で、ビジネスに欠かせない見積書や請求書、発送伝票といった帳票の設計、管理、出力といった業務に関しては、未だクラウド化が進んでいないのが現状だ。帳票運用ソフトウェアベンダー大手のウイングアーク1stの実施したアンケート結果によると、着手したい帳票課題として、「クラウドへの対応」と回答する企業が25%、「帳票システムの基盤化」が24%と、この2つの回答で半数近くを占めた。
■調査方法:イベント来場者にアンケート用紙を配布し回答を依頼
■有効回答数:
「着手したい帳票課題」:435(設問への総選択数)
「BIを活用したい業務/データ」:897(設問への総選択数)
「現在、商談管理や顧客管理基盤はクラウド化されたものの、見積書や請求書といった帳票を発行する際は、現場部門がExcelなどを使って手作業で作成しているという状況の企業は多いです。
その理由は、お客様の帳票は請求書や見積書以外にも多岐にわたり、同じ帳票であっても、要件ごとにレイアウトが異なることが多いため。また、物流の仕分けで用いられるピッキングラベルや、配送伝票など、1日に数万、数百万枚と大量に、ミスなく印刷が必要なものがあるためです」(横尾氏)
また、細かい帳票レイアウトの「設計」を、ノンプログラミングで柔軟にカスタマイズできる点もポイントとなる。
「帳票設計変更の必要が生じた際、その都度システム会社に依頼していてはフレキシブルかつスピーディなクラウドの特性を生かせず、現場部門の業務効率化にもつながりません」(横尾氏)
帳票業務のクラウド化を考える企業にとっては、大量の印刷にも耐えうる信頼性を備え、かつ、多様な帳票の設計に対しても柔軟に対応できるカスタマイズ性を備えていることが要件になってくる。さらに、クラウドならではのメリットとして、企業規模や帳票の数にかかわらず、スモールスタートで導入できることもポイントになるだろう。
一方、基幹業務システムに蓄積されたデータを活用する「BIツール」についてはどうだろうか。
・さまざまな業務の「見える化」はどうすれば実現できるか
・帳票の設計から運用をクラウド化するメリットとは
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