【ストーリー】増え続けるデータ、バックアップが終わらない！にどう対応するか
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中堅の工作機械メーカーにつとめる沢木秀雄は入社5年目。現在、情報システム部門で主にシステムの運用管理を担当している。日々、システムの状態に目を光らせるとともに、定期的なデータのバックアップもこなさなければならない。バックアップデータにはCADの設計図や売上情報も含まれるので責任は重大だ。ところが、最近、データ量がますます増えてきており、沢木の仕事に大きな支障を来たし始めてきた……。
増え続けるバックアップデータ、このままだとサーバも社員もパンクする！
課長：沢木くん！ 今週or明後日の日曜なんだが、月に1回のフルバックアップをお願いできないか。ここのところバックアップデータが増えて、フルバックアップの夜間バッチが時間切れになるトラブルが続き、休日対応が必要になったんだ。沢木：わかりました、課長……。仕方ありませんね。バックアップをやめるわけにはいきませんから。しかし、休日対応はあくまで一時的なものです。先月発表された5カ年計画でIoTやビッグデータを活かした製品開発、マーケティングの方針が打ち出されてから、これまで破棄していたデータもバックアップすることになり、今後データはさらに膨らんでいきます。
課長：わかっている。私も抜本的な対策を考えているんだが、なかなかいいアイデアがないんだ。
沢木：新しいバックアップ用サーバや高性能ストレージの追加購入はできませんか。このままだと、サーバも我々も、いずれパンクするのは目に見えています。せめてフルバックアップのデータを減らせればよいのですが……。
課長：そうだな。それは私も考えていたところだ。悪いが、ちょっと調べてもらえるか。
沢木：わかりました。
……それから1週間後……
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