「RUM」とは何か? 国内大手EC事業者も採用するWebパフォーマンス分析手法
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「サイトパフォーマンス」のKPIを設定する米国企業が増加
Webサイトのパフォーマンスに不満を感じた79%のユーザーは、二度とそのWebサイトで買い物をしない――。これは、米国のマーケティングコンサルタント企業、Aberdeen Groupが実施した調査結果だ。同調査では、他にもWebサイトの表示速度が1秒遅くなるごとに、「ページビューが11%低下」「CV率が7%低下」「顧客満足度が16%低下」すると発表しており、表示速度の遅いサイトには、大きな機会損失を産む可能性があるといえる。ユーザーとの主要なタッチポイントとして、Webサイトはユーザー体験(UX)全体における重要な役割を担う。こうした状況について、企業のクラウド活用のコンサルティングや各種ソリューション提供を手がける、バーチャルコミュニケーションズ 技術開発部 シニアマネージャー/コンサルタントの小泉 敦良氏は次のように語る。
サイトのコンテンツには、自社コンテンツのほかに、SNSボタン、広告タグ、アクセス解析タグといった「サードパーティコンテンツ』がある。小泉氏は「場合によってはコンテンツの50%以上がサードパーティコンテンツともいわれ、自社でコントロールできない要因によってページのパフォーマンスが落ちる可能性もあります」と指摘する。
また、デバイスの多様化にも目を配る必要がある。Androidスマホだけで18000種類以上のデバイスがあるといわれ、OS、デバイス、ネットワーク環境の異なるユーザーに、サイトがきちんと早く表示されているかを確認する必要がある。
「サイトのスマホ最適化に対応する企業が増えていますが、見た目やデザインだけでなく、パフォーマンスも確認、検証していくことが重要です。パフォーマンス改善のためには、常に変動するコンテンツや多様化するデバイスごとのパフォーマンスを可視化する、ピーク時だけでなく平時のパフォーマンスを把握する、実際にユーザーが見て早いかどうかを確認する、という3点を押さえる必要があるでしょう」(小泉氏)
・パフォーマンス分析手法「リアルユーザーモニタリング(RUM)」とは
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