国境なき医師団とスノーピークは、いかにBIを導入しデータを活用しているのか
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国境なき医師団の資金調達を支えるBIツール
世界各地の紛争地や感染症が蔓延する地域、自然災害の被災地などで緊急医療援助活動を行い、現在は約60の国や地域で、医師や看護師やロジスティクスを担当するスタッフなど約3万8,000人が活動している。提供する医療はすべて無償で、約1,400億円(2014年実績)という活動資金の原資は、ほとんど民間からの寄付で賄われている。
日本では1992年に事務局が発足。「日本事務局では、メディアやSNSを通じた情報発信、活動に参加する医師や看護師、非医療従事者などの採用・派遣、資金調達を行っています」と説明するのは、特定非営利活動法人 国境なき医師団日本で、財務/IT部 データベース・アドミニストレーターをつとめる越 清美氏だ。
日本で同団体が調達する資金は約70億円にのぼり、その9割以上が民間からの寄付である。しかし、いくら人道支援だからといって、特定の支持母体を持たない独立した団体がそれだけの寄付を集めて管理するのは並大抵のことではない。越氏によれば、そこで大活躍しているのがBIツールなのだという。
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