長野県事例:3万人の大規模給与システムを支える運用管理の勘所
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大規模な給与処理システムを監視、トラブルを未然に防止する体制を
また、このような内部の大きな業務に加え、外部システムとして文書管理システムや物品管理システムのハードウェア管理も担当の範疇だ。文書管理システムでは、会議などで起案された事柄に対して決裁を行い、それを通知するという一連のプロセスを処理している。この決裁文書の一覧は、条例によって県民に公開する制度があり、インターネット上にある公開サーバと連携。同サーバの管理も行う必要がある。 川口氏はシステム運用における課題を次のように語る。
「給与システムを扱う我々のような部署では、何か業務に障害をきたすことが起きれば、すぐにでも対応を行う必要があります。システムは常に動いていることが当たり前の世界だからです。そのため障害の迅速な検知と、プロアクティブな予防的措置として、将来どの部分にリスクがあるのかを察知したいと考えていました。そこで以前は、外部の監視センターを利用するとともに、オープンソースの監視ツールを導入しリソース監視を行っていました」(川口氏)
当時は外部の監視センターを利用して、そこから通知されたアラートで問題を捉えたのち、さらにリソースモニターを見比べながら、トラブルの原因を追究していたそうだ。
「システム障害を起こす前に、どれだけ予防策が取れるのか、その必要性を以前から強く感じていました。リソース監視による予兆検知により、年5~6回は障害発生を防いでいると思います」(川口氏)
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