小型電源ICメーカー、トレックスの経理部門が主導したシンガポール拠点のERP導入
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シンガポール拠点の経理業務の内部化、内部統制強化が課題に
同社には、いくつかのIT面での課題があった。2014年のジャスダックに上場、2015年には創業20周年を迎え、内部統制の強化が求められていたのだ。シンガポール拠点へのERPパッケージ導入の背景について、菅谷氏は以下の4つのポイントを挙げた。
(1)経理業部内部化への対応
ERP導入前は経理業務を外注していたが、外注費用の圧縮などから経理業務の内部化が課題だった
(2)内部統制強化への対応
IT統制を強化するためには、従来のERPは承認ワークフローやログ閲覧などの機能面で不足があった
(3)多重入力によるミスと手間の削減
シンガポールでは受注販売がメインだが、受注データを本社のシステムに繋げられず、会計システムと販売システムの連携が取れていなかった。このため複数システムへの多重入力など作業に手間がかかり、また入力ミスが生じるリスクもあった
(4)従来システム老朽化への対応
従来のERPシステムはWindows XPには対応していたが、それ以降のOSには対応していなかった。XPのサポート切れにより、最新OSに対応させるためには、従来システムの改修に相当のコストがかかることがわかった
経理部門がERP導入プロジェクトを主導したトレックス
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