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しかし日本の製造業の多くは、いまだ Microsoft Excel を用いて工程表を作り、変更に応じて Excel を更新する作業をしている企業が多い。現場の担当者もこうした作業をプロジェクト管理だと考えていないだろうか? 複雑化する市場のニーズに、よりスピーディに応えていくには Excel を使ったプロジェクト管理ではもはや限界がある。ここではその具体的な課題と、マイクロソフトのプロジェクト管理ツール Microsoft Project による解決方法を紹介しよう。
世界的に重要性が増しているプロジェクト管理
欧米ではプロジェクト管理の手法が「PMBOK ガイド」などに体系化され、資格制度も確立している。政府主導のプロジェクトにおいても、厳密なプロジェクト管理の手法に則って取り組むことが求められ、プロジェクト管理の経験や資格を持つ人材は人気が高いという。たとえばドイツの製造業ではこうした厳密にシステム化されたプロジェクト管理手法が幅広く採用されており、下請けの企業がドイツ企業から請け負うには、プロジェクト管理への対応が必須となるケースも多い。
こうした流れはもちろん、グローバル化の影響を受けている日本企業にも徐々に波及しつつあるが、まだ本格的に導入している企業は少数派だ。多くの企業では、Microsoft Excel で作成したスケジュール表を見ながらも、最後は結局、人海戦術や残業の連続で辻褄を合わせている。
しかし、Excel で工程表を作り、人海戦術でプロジェクト管理を行っていくのは、やはり限界があるのだ。ここではその問題点を挙げてみよう。
Excel は、表計算には優れたツールだ。プロジェクト管理においても、静的で見やすい工程表を作成して印刷することはできる。しかし進行中のプロジェクトを Excel で動的に管理することには限界がある。そうした課題を解決してくれるのが、プロジェクト管理のために開発された専用ツール、Microsoft Project だ。
Project の操作画面は、一見 Excel によく似ている。そのため操作になじむのは難しくなく、Excel を使ったことがある人であれば簡単に工程表を作ることができるだろう。できあがる工程表も Excel で作ったものと見た目は似ている。しかし、その機能は大きく異なる。その違いがどのようなメリットをもたらすのか、Excel を使ってプロジェクトを管理する際の課題に沿って確認してみよう。
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