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オールフラッシュ・メモリのストレージは、高速処理を実現するが高価格だ。一方、すべてをハードディスクにすれば、コストは削減できるがパフォーマンスは低下するケースがある。
SSDはランダム読み込みに対してパフォーマンスが高い。現在のVDI環境は、1つのハードウェアの上に多数のVDIが乗り、それぞれがランダムにアクセスされる。そのアクセスに対して、どれだけ迅速にレスポンスできるかが重要であり、同ワークロードに耐えられるストレージが求められている。
一方、導入の簡易性もNimble Storageのアドバンテージだ。Nimble StorageはVMwareなどのVDI用に、ストレージパラメータを設定したリファレンス・アーキテクチャを提供したりする。そのため、チューニングやマニュアル設定の手間は従来よりも大幅に削減される。
導入後にはIT環境の運用効率が簡素化するといっても、複雑さを理由にVDIの導入に二の足を踏んでいる企業は少なくない。そのうえストレージ・デザインまでしなければならないとなると、さらにハードルが上がる。中堅企業のVDIにおいて、ボリュームのデザインやセットアップに手間とコストをかけるだけのメリットがないのであれば、あらかじめチューニングされているストレージを選択したほうがよい。
ストレージのデザインは、各ハードウェアの性能とそのシステム用途を見極める必要があり、多くのコストと手間を要する。しかし、始めからVDI環境構築という利用目的が決まっているのであれば、カスタマイズの必要がない、シンプルなストレージを選択すればよい。

Nimble Storageは短時間の初期設定で導入が可能です。さらに、パフォーマンスや容量に応じて、ダウンタイムゼロで段階的に拡張できるといった特長もあります。(室伏氏)
VDIを“シンプル”にするという哲学はVMwareも同様だ。「VMware Horizon (with View)」はWindowsデスクトップを「VMware vSphere」プラットフォーム上で統合管理するVDIソリューションだ。リモートデスクトップやアプリケーションを、単一のプラットフォームで提供している。
VMware Horizon (with View)は「複雑なライセンス形態をシンプルにする」という観点からも評価されている。VMware Horizon (with View)は、「Windows Server 2008 R2(Datacenter Edition)」もサポートしている。同OSはプロセッサライセンスが基本となっており、その上でOSインスタンスをいくつでも立ち上げることができる。これにより、従来よりも割安な、「RDS CAL(リモート デスクトップ サービス クライアント アクセス ライセンス)」を利用することが可能だ。もちろん、ユーザーのインタフェースには何ら変更はない。
前述したとおりソフトバンク コマース&サービスでは、Nimble StorageとVMware、そしてCisco Systemsの製品を組み合わせたVDIインフラストラクチャを提供している。日本において3製品を組み合わせたソリューションを扱っているディストリビューターは現時点では同社のみだ(※1)。中でもVMware製品についてはエキスパートが揃っており、製品のベータ版の検証や、案件カットの技術支援には定評がある。
※1 ソフトバンク コマース&サービス調べ(2014年9月時点)

現在はテスト環境でも、今後は本番環境でVDIを利用するお客様は多いと思います。実際、VDI関連の案件は増加しています。仮想化環境の構築は、実践に基づいた知識とノウハウが求められます。その点、われわれはパートナー企業の皆様とも協力し、VDIの普及が加速するよう、さらに邁進していく考えです。(室伏氏)
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その点、Nimble StorageはSSDとHDDがお互いに特性を活かしながら、高パフォーマンスを低コストで実現しています。Nimble Storageは、トランザクションが集中するVDI環境に適したストレージなのです。(加藤氏)