かないわ病院 河原技師に聞く、急性期病院への変革の起爆剤にした仮想デスクトップ導入
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総務兼任で病院内のIT化推進するも個人の力では限界に
「会計・給与計算用のWindows端末が1台、病棟にスタンドアロンのWindows端末が4台、レセコン用の専用端末が2台ある程度で、Excelを利用していたのは医事課だけで、その他はワープロを使っていた程度でした。管理職の会議では1回に200~300枚の紙が使用され、機密保持のため、会議が終わったらすべて破棄していました」(河原氏)
当時はIT管理課という部署もなく、河原氏は総務の業務を行いながら、少しずつパソコンを追加し、自前でネットワークを構築したり、ファイルサーバを導入したりしていた。また、ITに対する当時の経営層の認知度は低く、予算も十分とはいえず、場当たり的な対応に終始していたという。
「ファイルサーバを導入したものの、中には経理や経営のデータも保存され、セキュリティやバックアップも不十分でした。使っていくうちに職員の要求レベルも徐々に上がりますし、各部署でサーバが乱立するようになり、その管理も大変になってきました。総務の仕事をしながら、ITも見なければならず、時には、夜間や休日にシステムトラブルの電話も入るようになり、『これはまずい』となったのです」(河原氏)
そこで河原氏は、システムの刷新を決意。しかし、あくまで総務課の一職員であった河原氏に、その権限があるわけもない。1つのきっかけとなったのが、Windows XPのサポート終了だった。河原氏は、Windows XPサポート終了を契機としたシステム刷新を経営層に提案。その提案の中核となったのが、デスクトップ仮想化(VDI)による業務改革であった。
・参加ベンダーに提示した3つの条件
・前例のないVDI導入方法
・医療機関の業務改革を推進するドライバーに
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