• スペシャル
  • 会員限定
  • 2011/02/07 掲載

メール誤送信をいかに防ぐか?ポイントは送信者本人に“気づき”を与えること

  • icon-mail
  • icon-print
  • icon-hatena
  • icon-line
  • icon-close-snsbtns
会員になると、いいね!でマイページに保存できます。
メールの誤送信によって、企業は日々情報漏えいの危機にさらされている。誤送信がなくならない最大の理由は対策が難しいことにある。たとえシステムでメール本文やアドレスをチェックしても、承認フローを増やしてチェックする人を増やしても、最終的には送信者本人にしか判断できないメールがあるからだ。では、メールの誤送信はいつまでも防ぐことができないのだろうか。その実態と対策について、NRIセキュアテクノロジーズのセキュリティコンサルタント 船越洋明氏とITセキュリティスペシャリスト 秋山将氏に話を聞いた。

根絶が難しいメール誤送信による情報漏えい

photo
NRIセキュアテクノロジーズ
ソリューション事業推進部
セキュリティコンサルタント
船越洋明 氏
 企業にとって情報漏えいが大きな脅威であることはいうまでもない。そのため、すでに多くの企業は、マルウェア感染や外部からの不正アクセス、ノートPCやUSBメモリの紛失・盗難などに備え、さまざまな対策を講じているだろう。

 しかし、情報漏えいの原因として広く知られていながら対策が難しい脅威もある。メールの誤送信だ。その実態について、NRIセキュアテクノロジーズ ソリューション事業推進部 セキュリティコンサルタント 船越洋明 氏は次のように説明する。

「メール誤送信の原因のほとんどは“うっかりミス”です。宛先を間違ったり、BCCに指定すべきアドレスをTOやCCに指定したりするケースが後を絶ちません。我々が実施したセキュリティに関する調査では、じつに19.2%もの企業で、過去1年間にメール誤送信が発生しているのです」(船越氏)

 メール誤送信対策が難しい理由は、それが誤送信なのかどうかを判断できるのが、最終的には送信者本人だけである点だ。メールに含まれるキーワードなどをチェックして、ある程度機械的に判断することは可能だが、最終的な正誤は送信した本人にしかわからない。したがって、メール誤送信を根絶することは難しいと船越氏は指摘する。

「メールの誤送信は間違い電話と同じです。これだけ長い歴史のある電話でも、いまだに間違い電話はなくなっていません。メールも同じです。メールが存在し続けるかぎり、うっかりミスによるメール誤送信はなくならないと思います。ただし、誤送信を減らすことは可能です」(船越氏)

この続きは会員限定(完全無料)です

ここから先は「ビジネス+IT」会員に登録された方のみ、ご覧いただけます。

今すぐビジネス+IT会員にご登録ください。

すべて無料!今日から使える、仕事に役立つ情報満載!

  • ここでしか見られない

    2万本超のオリジナル記事・動画・資料が見放題!

  • 完全無料

    登録料・月額料なし、完全無料で使い放題!

  • トレンドを聞いて学ぶ

    年間1000本超の厳選セミナーに参加し放題!

  • 興味関心のみ厳選

    トピック(タグ)をフォローして自動収集!

関連タグ タグをフォローすると最新情報が表示されます

【特集】今すぐ取り組むべき情報漏えい対策
~メールのうっかりミスを防ぐ~
ホワイトペーパーダウンロード

処理に失敗しました

人気のタグ

投稿したコメントを
削除しますか?

あなたの投稿コメント編集

機能制限のお知らせ

現在、コメントの違反報告があったため一部機能が利用できなくなっています。

そのため、この機能はご利用いただけません。
詳しくはこちらにお問い合わせください。

通報

このコメントについて、
問題の詳細をお知らせください。

ビジネス+ITルール違反についてはこちらをご覧ください。

通報

報告が完了しました

コメントを投稿することにより自身の基本情報
本メディアサイトに公開されます

必要な会員情報が不足しています。

必要な会員情報をすべてご登録いただくまでは、以下のサービスがご利用いただけません。

  • 記事閲覧数の制限なし

  • [お気に入り]ボタンでの記事取り置き

  • タグフォロー

  • おすすめコンテンツの表示

詳細情報を入力して
会員限定機能を使いこなしましょう!

詳細はこちら 詳細情報の入力へ進む

ブロック

さんはあなたをフォローしたりあなたのコメントにいいねできなくなります。また、さんからの通知は表示されなくなります。

さんをブロックしますか?

ブロック

ブロックが完了しました

ブロック解除

ブロック解除が完了しました

機能制限のお知らせ

現在、コメントの違反報告があったため一部機能が利用できなくなっています。

そのため、この機能はご利用いただけません。
詳しくはこちらにお問い合わせください。

ユーザーをフォローすることにより自身の基本情報
お相手に公開されます