【セミナーレポート】かしこいバックアップツール選びで実現する、運用負荷の軽減と迅速なシステム復旧
2010年11月5日開催セミナー「コスト削減時代のデータバックアップ~高コスト・高リスク運用体制からの脱却!厳しい工数削減要求と事業継続性維持の両立~」
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バックアップの最終ゴールは、迅速なリストア=システム復旧にある
「漫然とデータを保存しておくというのではなく、何のためのバックアップなのかという問題意識を持つことで、本来の目的が明確になります。まず大事なのは、『データが失われた場合、どんな影響があるのか?』という視点です。もう1つは『その影響を防ぐには、どの情報を保護すべきか?』。ここから考えていけば、バックアップとは企業リスクを低減する取り組みの1つであり、その実現には明確かつ実効性の高いバックアップ戦略が必要だというのが、おのずと理解できるはずです。」
さらに中村氏は、バックアップの最終目標はデータを保存することではなく、システムダウンやデータベース破壊などの予期しない事態が発生した際に、それを速やかに回復すること=リストアにあると主張する。たしかに運用規定にあるから、データは保存する習慣だからと、漫然とバックアップを行っている企業も珍しくない。しかしいくらせっせとデータを保存しておいても、いざという時に使えないのでは無意味だ。事実、インシデント発生時にバックアップデータがうまく展開できず、システム復旧に手こずるのはもちろん、それまでのストレージ投資が活かせなかったという深刻なケースがしばしばあると聞く。
「バックアップが予期しない事態の解決=データ復旧のために行うものだとすれば、確実にリストアができるかどうかで、バックアップ作業の成否が決まるといえるでしょう。」
さらに中村氏は踏み込んで、リストアできれば良いというものではないと強調する。
「重要なのは、何時間でリストアできるのか。つまり、システムを元通りに復旧させるにはどれだけの時間がかかるのかという視点から、そのバックアップ体制を構築・評価しなくてはなりません。」
ITシステムが企業活動の中枢を担う現在、システムのダウンタイムはビジネスの利益逸失に直結する。もしそれがWebショッピングサイトであれば、停止時間の売上げはゼロだ。企業の意思決定にかかわるシステムであれば、ビジネスチャンスを逸してしまいかねない。そればかりか、長時間のシステムダウンは対外的な信用を失墜させ、あらぬ風評被害まで呼びおこす危険をはらんでいる。リストアの成否は、企業の生命線に関わる大事なのである。
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