進化するランサムウェアを徹底解説、最新攻撃手法の傾向と対策とは?
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3つの観点から分かる、昨今のランサムウェア攻撃の傾向とは
まず「攻撃対象」は、不特定多数から特定の企業や組織へと変化してきている。しかも、規模や業種の区別はない。つまり、あらゆる企業がターゲットになる危険があるのだ。この背景には、企業は個人よりも支払い能力が高いことや、クラウド化による機密データの分散、そして急速なIT化にセキュリティ施策が追いつかないといった、攻撃者に有利な環境がある。
次に「攻撃手段」だが、従来のメールでWebサイトのリンクなどを送りつける「バラまき型」から、脆弱性を狙った「侵入型」が主流になっている。さらにその手法は複合的だ。
たとえば、独立行政法人IPA(情報処理推進機構)が発表する「情報セキュリティ10大脅威(組織編)」を見ると、1位の「ランサムウェアによる被害」以外に、「サプライチェーンの弱点を悪用した攻撃」「脆弱性対策情報の公開に伴う悪用増加」などがランクインしている。これらは、結果としてランサムウェア攻撃につながっていくケースも多い。
ランサムウェアに感染するとその被害額は数億円にも及ぶ。身代金の要求額だけでなく、システムの復旧コストや事故後のユーザー対応費用などを合算すると相当な金額となる。
いずれにしても、ランサムウェアの被害を受ければ、事業継続に致命的なダメージを負う可能性は高い。これを確実に防ぐには、それぞれの攻撃の特性に最適な対策を選択していく必要がある。次章から、攻撃の特性やそれに応じた対応策について、詳しく紹介していこう。
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・ランサムウェア攻撃対策では全体の流れと特性を捉えることが重要
・暗号化を未然に防ぐ「監視」「可視化」で押さえるべきポイント
・被害を最小化するための「準備から監視まで」の具体的な対策とは
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