なぜ「脱PPAP」は実現しないのか?事例から見る“パスワード依存”から抜け出すコツ
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なぜ?政府や大手企業が廃止する「PPAP」
しかし、2020年11月、平井内閣府特命担当大臣(当時)は記者会見において、内閣府・内閣官房における脱PPAP(自動暗号化ZIPファイルの廃止)を表明。この記者会見をきっかけに、ソフトバンク・NTTグループ・小学館・日清・双日など多くの企業もPPAP廃止へ動き始めた。
この脱PPAPの動きが活発化する背景には「PPAPを悪用するマルウェアの被害拡大」がある。
IPA(独立行政法人 情報処理推進機構)は、2020年9月に「パスワード付きZIPファイルを使った攻撃事例」を報告。当時より猛威を振るっていたマルウェア「Emotet」の攻撃手法の1つとして紹介した。
このように、脆弱性が表面化しつつあるPPAPだが、いまだ半数以上の企業が対策を取っていないのが現状だ。では、なぜPPAP対策は進まないのだろうか。その本当の理由と最適な対策法について、成功事例を基に解説する。
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・PPAP以前の問題、“ハッキングされやすい”パスワードとは
・PPAP対策「オンラインストレージ」も実は危険?
・国内最大級「IT専門商社」から見るPPAP対策
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