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  • 2024/03/22 掲載

「採用vs育成」必要なのはどっち?圧倒的デジタル人材不足を乗り切る“ある施策”

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企業において、DX推進の障壁となるのが大幅な「DX人材不足」だ。人材が不足しているほど、採用に頼ろうとしがちだが、DX人材の求人倍率が10倍を超える中、採用するだけで不足を賄うことは困難なのが現状である。そこで、企業に求められるのが、社内人材の“育成”だ。本稿では、育てるべき人材や成果につながる人材育成の方法を基に、デジタル人材の争奪戦に“勝ち抜く方法”について解説する。
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成果につながるDX人材育成とはどういったものなのだろうか
(Photo/Shutterstock.com)

今やDX人材は「争奪戦」の時代に

 まず、DX人材をめぐる現状について確認しよう。DX人材の採用は現在、争奪戦の様相を呈している。「DX推進に関する最新動向調査レポート2021」(パーソルホールディングス)によれば、DX人材の求人倍率は10倍に増加。高度IT人材については、20倍もの求人倍率となっている。DX人材の採用は激化しており、企業側のハードルが高い状況だ。

 実際に同調査では、9割近い企業が量・質ともにDX人材の不足を実感しているという。加えて「DX推進のためのスキルを持った人材を社内育成できない」ことが、DX推進の取り組みの障壁としてトップの回答となった。

 DX人材が確保できず、DXをスムーズに推進できない場合、今後大きな経済損失につながる可能性がある。経済産業省が公開している「DXレポート」では、企業のDXが十分に推進されない場合、 2025年から年間最大12兆円もの経済損失が発生すると予測した。

 DX推進は、個々の企業はもちろん、日本経済全体にとっても喫緊の課題となっているのだ。その解決策として挙げられるのが、DX人材の採用に代わる社内人材の「育成」だ。

 では、なぜ今、人材育成が求められるのだろうか。次章以降では、DX人材の育成が重要な理由や育成方法のプロセスを基に、「争奪戦」を勝ち抜くポイントを解説する。

この記事の続き >>

  • ・“採用にはない”DX人材を育成するメリット
    ・DX推進に向けて「育てるべき」人材とは?
    ・成果につながる育成方法「3つ」のプロセス

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