セゾン自動車火災保険におけるRPA戦略、年間4万5000時間超削減までの歩み
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急成長に伴い事務処理が激増、RPAへの転換を決意
「おとなの自動車保険」で知られるセゾン自動車火災保険では、2011年に対面型から通販型にビジネスモデルを変革。これに伴い、社内システムの大規模な改修・開発が必要になったが、システム改修の優先度の関係上、複数の基幹システムを跨って業務を行うこととなり、一部のバックオフィス業務は人の手に頼ることとなった。
ビジネスモデル転換後、「おとなの自動車保険」の販売は絶好調。しかし、業容拡大に伴い人による事務処理量が増えていくことへの危機感を覚えていた。
そこで、2017年からRPAツール「UiPath」を採用し、バックオフィス業務を中心に業務自動化を開始。2023年3月末日時点でロボが103種、年間約4万5000時間の削減を実現した。現在も開発済みのロボのメンテナンスと並行して業務プロセス自体を見直し、更なる効率化を目指して取り組みを続けている。
以降では、RPA導入から6年が経過した同社がどのように業務改善の環境を構築し、実行していったかを紹介しよう。
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・RPA事務局と、利用部門、ITシステム担当の連携によって導入・活用を推進
・導入から2年で年間約2万4000時間の削減効果を達成するも、人材確保が課題に
・3年目からRPA利用拡大に伴う業務停止や保守のリスクに備える転換期へ
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