“ほぼ不合格”、経産省ガイドラインでみる「製造業セキュリティ」の現実とは?
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OTセキュリティのリスクを理解し、自社の状況を把握するには
そこで注目されているのがOTセキュリティである。OTとはOperational Technologyの略で、ロボットや計測器、バルブなど、物理的な機器やプロセスを制御・監視するための技術で、これらの仕組みを運用する人も含まれる。
OTセキュリティのリスクには、ITと同じくサイバー攻撃による情報漏えいやシステム乗っ取りなどに加え、誤作動や機器の故障、ヒューマンエラーなど現場のリスク、爆発事故や環境被害など、安全を脅かすものもある。OTセキュリティは新たな概念であり、対策には特殊なスキルを要するといった課題もある。
こうした状況から経産省では、工場システムのセキュリティ対策を実施する上で参考となる考え方やステップを示す「工場システムにおけるサイバー・フィジカル・セキュリティ対策ガイドライン」(以下、経産省ガイドライン)を策定、公開している。一方、この診断で基準を満たしている企業はわずかだ。
対策を行っていない組織は、このガイドラインに従って自社の状況を診断し、改善を行うことをおすすめする。以下にその手順を紹介する。
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