米国の警察8割以上がやってる「セキュリティ対策」、主流になるほど効果がある理由とは
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セキュリティ体制の「穴」を可視化するテレメトリ分析
このような難しい環境の中、確実かつ堅牢なセキュリティ体制を構築するには、まず自社の現状を可視化することから始める必要がある。そこで有効な手段が「テレメトリ分析」だ。テレメトリとは、デバイス端末など各製品のデータをもとに、遠隔から状態監視するプロセスのことだ。なぜ、このテレメトリ分析が必要になるのだろうか。
エンドポイントセキュリティ製品を用いて、500万台を超える会社支給PCのデータを収集・分析した企業がある。その結果、暗号化されていない端末が16%、アクティブドメインに参加していない端末が13%、OSバージョンが2世代以上前の端末は約2/3にも上ることが分かった。さらに端末のパッチ適用のタイミングが、平均で77日遅延していることも判明したという。
この事例から分かることは、せっかく「ゼロトラスト」の製品群を導入しても、適用からもれる端末が出てしまうということだ。最新のパッチも、間に合わなければ意味がない。そこで、テレメトリ分析によって自社の「ありのままの姿」を明らかにすると、見落とされていたセキュリティ対策の欠陥が見つかるのだ。
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