アステラス製薬や鴻池運輸に学ぶDX、「クラウド前提」のIT基盤を構築できたワケ
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求められるITインフラの変革とパッチワーク的な対応に終始する現状
ビジネスのデジタル化やテレワークの普及により、クラウドを活用した時間や場所に縛られない柔軟な働き方が広がっている。ただし、こうした変化を支えるITインフラの基本構造はほとんど変わっていない。具体的には、セキュアな社内ネットワークを構築し、それを中心に複数の拠点間を専用線でつないだり、VPNでリモートワークに対応したりと、社内ネットワークを延伸する形で対応している。これは、いわば"土管をあちこちに張り巡らせるような対応"といえるだろう。
しかしこれだと、クラウドが本来持っている柔軟性や拡張性のメリットは生かせない。そこで出てきたのが、従来とは異なる新しいITインフラの考え方だ。たとえばSASE(Secure Access Service Edge)もその1つだ。これはネットワークとセキュリティを統合し、ユーザーがどこにいても社内/クラウドに安全にアクセスできる仕組みを実現する。
「ゼロトラスト」が出てきたのも、これまでのセキュリティ対策のベースとなっていた社内/社外を分ける境界線が、新しいITインフラでは消滅するからに他ならない。
ただし、企業のITインフラを変えることは容易ではない。本来であれば「何をオンプレミス環境に残し、何をクラウドに移行するのか」といった全体像を決め、何年もかけて進める全体最適化のプロジェクトになるはずだ。
ところが現実には、目の前のセキュリティやパフォーマンスの問題に対し、「土管を無理矢理つないだり、拡張したりするような」パッチワーク的な対応に終始している企業が多い。その結果、起きているのが、運用が複雑になってコストが増大するといった、さまざまな投資のムダだ。
こうした状況を打破し、本当の意味で企業の新しい働き方を支え、競争力を生み出せるITインフラを構築するには、どうすればよいのだろうか。アステラス製薬や鴻池運輸の事例を含め、直近の2年間で約120社のITインフラ変革のリードした識者にその「勘所」を聞いた。
・直近の2年間で約120社のITインフラ変革に携わった「結論」
・とにかく「ITインフラをシンプルに」するべき理由
・DX推進へ「ITインフラ変革」に成功した鴻池運輸とアステラス製薬
・「本格的なクラウドシフト」を実現するために
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