• 2024/12/16 掲載

自身含む処分、調査進める中で検討=貸金庫問題で三菱UFJ銀頭取

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Miho Uranaka

[東京 16日 ロイター] - 三菱UFJ銀行の半沢淳一頭取は16日、元行員が貸金庫から顧客の資産を盗んだ問題で会見し、「信頼、信用という銀行ビジネスの根幹を揺るがすものと厳粛に受け止めている」と述べ、陳謝した。自身を含めた役員の処分については、原因の分析と再発防止に取り組んだ上で、真因や責任を明確にする中で具体的に検討するとした。

同行は11月、元行員が貸金庫から顧客の資産を窃取する事案が発生したと発表した。期間は今年10月までの約4年半で、被害総額は時価で十数億円程度という。

半沢頭取は問題が起きた原因について、手続きやルール、チェック態勢などに課題があったと説明。カスタマーサービス推進部の向井理人部長は、チェック方法が具体性に欠けていたほか、貸金庫に関して問題が発生したことがなかったためリスク認識が甘かったと述べた。

同行によると、貸金庫は銀行鍵と顧客鍵を利用して開錠するが、元行員は紛失に備えて銀行で保管されていた顧客の予備鍵を利用したという。今後、予備の顧客鍵を本部で一括管理するなどして、管理者と利用者、予備鍵と銀行鍵を物理的に離して管理する。

今回の事件では約60人の利用者が被害を受けた可能性が高く、被害内容が特定された顧客から順次補償を始めているという。

同日午後の定例会見で林芳正官房長官は「銀行業務には高い信頼と公共性が求められており、今回のような事案が発生したことは大変遺憾」と指摘。三菱UFJ銀が適切に原因究明と再発防止を進めるよう、金融庁が出した銀行法に基づく報告徴求命令を通じて「しっかりフォローアップしたい」と述べた。

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