• 2024/09/26 掲載

FRBクーグラー理事、0.5%利下げ「強く支持」 労働市場に焦点

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Howard Schneider Ann Saphir

[ワシントン 25日 ロイター] - 米連邦準備理事会(FRB)のクーグラー理事は25日、FRBが労働市場に焦点を当てる中、先週の会合で決定された0.50%ポイントの利下げを強く支持したと述べた。

クーグラー氏はハーバード大学ケネディスクールでの講演で「労働市場は引き続き堅調だが、ディスインフレの進展を維持しながら、経済の弱体化を回避するために、連邦公開市場委員会(FOMC)は今はバランスを取る必要がある」とし、「先週の決定を強く支持した。インフレが自分自身の予想通りに進展すれば、一段の利下げも支持する」と述べた。

11月6─7日の次回会合で再度0.50%ポイントの大幅利下げを支持するかどうかについては、明らかにしなかった。

ただ、物価上昇圧力の緩和は続くとの見方を表明。27日に発表される8月の個人消費支出(PCE)価格指数の前年比上昇率は2.2%程度に鈍化する可能性があるとの見方を示した。

その上で、労働市場は依然として堅調ながらも冷え込みつつあるとし、FRBが労働市場に焦点を当てることが適切との考えを示した。

理事は、インフレ抑制がオーバーシュート(行き過ぎ)となり2%の目標を下回ることは基本シナリオにはないとも述べた。住宅を除くインフレ指数は目標を下回って推移しているが、総合的なインフレ率を目標にしているとした。

FRBの当局者は総じて今年と来年の利下げを想定しており、実際に利下げするタイミングはデータ次第になると語った。

FRBの金融政策は「制約的」でディスインフレが継続しているとの認識を示し、金利引き下げは「理にかなっている」と説明。同時に、インフレに打ち勝ったことを「祝っているわけではない」とし、「まだそこには至っていない」と述べた。

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