- 2024/09/06 掲載
米新規失業保険申請、5000件減の22.7万件 予想以上に減少
パンテオン・マクロエコノミクスの主任エコノミスト、イアン・シェパードソン氏は「失業保険申請件数のデータは失業の緩やかな増加と一致している」と述べた。
申請件数は、自動車工場の一時閉鎖やテキサス州を襲ったハリケーン「ベリル」の影響が薄れたため、7月下旬に付けた11カ月ぶりの高水準から減少。以来、23万件前後で推移している。
季節調整前の申請件数は3352件減の18万9389件だった。マサチューセッツ州で大幅に増加したものの、テキサス州、ニューヨーク州などでの減少がそれを上回った。
このデータは、 米連邦準備理事会(FRB)が4日に公表した地区連銀経済報告(ベージュブック)の内容と一致している。同報告書は5地区で全体的な雇用者数はわずか、もしくは小幅に増えたと言及があった。
8月24日までの1週間の継続受給件数は2万2000件減の183万8000件。6月中旬以来の低水準となった。
今回のデータは、6日発表される8月の米雇用統計の調査期間とは重なっていない。
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