Ritsuko Shimizu

［東京　５日　ロイター］ - 日米経済協議会（会長：澤田純ＮＴＴ会長）は５日、バイデン政権が日本製鉄によるＵＳスチール買収を阻止する方針を発表する見通しであるとの報道について「対米外国投資委員会（ＣＦＩＵＳ）の審査プロセスは、公正なルール・プロセスに基づき客観的に行われるべきものであり、これを政治的に利用しようとする試みには多大な懸念がある」とのコメントを発表した。

日米経済協議会は「日米両国は、欠くことのできない同盟国であり、互いに最大の対外投資国」とし、米国政府に対し「ＣＦＩＵＳの審査を厳正かつ公平に進めるよう」求めた。

同協議会は、日米財界人会議を開催し､経済界全体としての立場から日米経済関係における諸問題について意見交換、政策提言を行っている。