［３０日　ロイター］ - 中国当局は住宅所有者の借り入れコストを引き下げるため、最大５兆４０００億ドル相当の住宅ローンを借り換えできるようにすることを検討している。ブルームバーグ・ニュースが関係者の話として３０日報じた。

ブルームバーグによると、銀行が１月に住宅ローンの見直しをする前に、住宅所有者が借り入れ先の銀行とローンの条件交渉ができる。また、別の銀行に借り換えることが認められる見込みという。

モーニングスターの株式アナリスト、ジェフ・チャン氏は、金利の再交渉は既存の住宅に影響を及ぼすため、新築住宅の需要が大幅に増加する公算は小さいとの見方を示した。

「この措置は主に住宅ローンの繰り上げ返済の抑制につながり、住宅所有者は節約分を消費に回す可能性がある」と述べた。