- 2024/08/30 掲載
米ギャップ、5─7月期は増収増益 市場予想上回る
[29日 ロイター] - 米カジュアル衣料品大手ギャップが29日発表した第2・四半期(5─7月)決算は市場予想を上回った。広報担当は、管理上のミスで決算内容が同日朝に予定より数時間早く、一時的にウェブサイトに掲載されたと説明した。
純売上高は前年同期比5%増の37億2000万ドルで、LSEGがまとめたアナリスト予想平均の36億3000万ドルを超えた。
1株利益は0.54ドルで、アナリスト予想の0.40ドルを上回った。
ギャップはリチャード・ディクソン最高経営責任者(CEO)の指揮の下、ブランド再活性化に取り組んでおり、失った顧客を取り戻すためにより新鮮でシックなスタイルの商品を提供する店舗を増やしている。
モーニングスターのアナリスト、デービッド・スウォーツ氏は「ギャップの経営は以前より改善されている。4ブランド全てが完全に健全とは言えないが、新経営陣の下で正しい方向にある」と指摘した。
既存店売上高は「オールドネイビー」が前年同期比5%、「ギャップ」は同3%それぞれ増えた。「バナナ・リパブリック」は、価格と品揃え改善への取り組みが続いていることなどから横ばいだった。
通期売上高見通しは据え置き、売上総利益率見通しは、前回予想の少なくとも150ベーシスポイント(bp)増から約200bp増に上方修正した。
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