- 2024/08/30 掲載
デル、セキュアワークス売却を再び模索=関係筋
[ニューヨーク 29日 ロイター] - 米デル・テクノロジーズは米サイバーセキュリティー企業セキュアワークスの売却を再び模索している。関係者が匿名を条件にロイターに明らかにした。
デルは、モルガン・スタンレーとパイパー・サンドラーを通じ、プライベート・エクイティ会社など買い手候補の関心を探っているという。
セキュアワークスの市場価値は約8億ドル。売却せずにデルが同社を所有し続ける可能性もあるという。
この報道を受けて、セキュアワークスの株価は29日に一時34%急騰、その後上げ幅を縮小した。
デルの届け出によると、同社はセキュアワークスのクラスB株を全て保有し、持ち株比率は79.2%。また、デュアルクラス株を通じて97.4%の議決権を支配している。
セキュアワークスの広報担当者は売却プロセスに関するコメントを拒否した。デルとパイパー・サンドラーもコメントを拒否、モルガン・スタンレーはコメント要請に応じなかった。
デルは2011年にセキュアワークスを6億1200万ドルで買収し、16年にニューヨークで新規株式公開(IPO)を実施。19年にセキュアワークスの売却を模索していた。
セキュアワークスはサイバーセキュリティー大手との競争に苦戦し、株価は21年9月のピークから3分の2以上下落している。
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