- 2024/08/30 掲載
米財政状況、選挙後も大きく変わらず 格付けは据え置き=フィッチ
フィッチは「2024年11月5日の大統領選挙と連邦議会選挙の結果は米国の経済・財政政策にとって重要だ」と指摘。「ただ、ハリス副大統領とトランプ前大統領の経済目標や税制、歳出の優先順位が異なるにもかかわらず、基本的な財政状況はほとんど変わらないと考えている」とした。
トランプ氏が17年に導入した減税措置の大半はどちらの候補者の下でも延長され、歳入に影響を与え、財政赤字拡大の一因になると予想していると説明した。
米国の格付けについては、経済力と基軸通貨である米ドル発行を背景にした財務の柔軟性を理由に安定的な見通しで現行水準に据え置いた。
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