- 2024/08/28 掲載
次世代半導体開発へ日本法人=ベルギー機関、ラピダスと連携
ベルギーの世界的な半導体研究開発機関「imec(アイメック)」が日本法人を設立したことが27日、分かった。同機関は次世代半導体の国産化を目指すラピダス(東京)と技術者の派遣や育成で協力することで合意しており、日本に足場を築くことで連携を一段と強化する。
日本法人の名称は「imec
Japan」。アイメックなどによると、今月6日に設立し、本店を東京都千代田区のオフィスビルに置いた。ラピダス以外の日本企業との協業機会も探る方針で、産官学との関係構築に加え、新規事業の開拓や共同研究の推進に取り組むとしている。
ラピダスは2027年に最先端となる回路線幅2ナノメートル(ナノは10億分の1)の半導体の量産を始めるため、北海道千歳市で工場建設を進めている。アイメックとは22年に協力覚書を交わした。
アイメックは1984年にベルギーで設立された研究機関で、半導体回路の微細化に必要な極端紫外線(EUV)露光技術に強みを持つとされる。ラピダスへの技術支援に向けて、北海道にも拠点を設ける方向で検討している。
【時事通信社】
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