• 2024/08/28 掲載

米住宅価格指数、6月は前月比0.1%低下=FHFA

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[ワシントン 27日 ロイター] - 米連邦住宅金融庁(FHFA)が27日発表した6月の米住宅価格指数(季節調整済み)は前月比で0.1%低下した。5月は横ばいだった。住宅ローン金利の上昇により購入が手控えられ、住宅供給も増えたことが、価格低下の要因とみられる。

前年同月比は5.1%上昇。上昇率は2023年7月以来、11カ月ぶりの小ささだった。24年5月は5.9%上昇と、前回発表の5.7%上昇から上方改定された。

24年第2・四半期は第1・四半期から0.9%上昇。前年同期比では5.7%上昇した。

FHFAの調査・統計部門の副部長アンジュ・バジャ氏は「米国の住宅価格は3四半期連続で伸びが鈍化した」とし「6月末時点の伸びの鈍化は、売り出し中の住宅在庫の増加と住宅ローン金利の上昇によるものと思われる」と指摘した。

新規住宅供給が08年に入って見られた水準まで急増しており、住宅価格の上昇率は向こう数カ月でさらに緩やかになる可能性が高い。中古住宅在庫も過去約4年間で最高の水準まで増えている。

ただ、労働市場の顕著な悪化はみられていない中、住宅価格が全面的に低下する可能性は低い。米連邦準備理事会(FRB)が今年9月に利下げ局面に入ると見込まれている中、住宅ローン金利が鈍化し需要を押し上げ、過剰在庫はある程度減るとみられる。

6月は、9地区全てで住宅価格が前年同月比で上昇した。

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