[２７日 ロイター] - ゴールドマン・サックスは、２０２５年の北海ブレント先物価格の平均とレンジの予想を１バレル当たり５ドル引き下げた。石油在庫の予想外の増加と中国の需要鈍化が圧迫要因になる見通しという。

２６日付のリサーチノートによると、予想レンジは１バレル＝７０─８５ドル。平均価格は７７ドルになるとし、従来予想の８２ドルから引き下げた。

ゴールドマンは、米国の液体燃料供給は継続的な効率化により予想を上回っており、中国では構造的な道路用燃料の切り替えと石油化学製品の需要低迷により需要の伸びが鈍化していると指摘。

一方で、インドの需要、金利低下、バリュエーションの正常化により、価格下落圧力は限定的にとどまる見込みとした。