- 2024/08/27 掲載
午前の日経平均は小幅続落、米ハイテク株安が重し
日経平均は43円安で寄り付き、198円安の3万7911円32銭まで下落する場面があった。その後は心理的節目の3万8000円を挟んだもみ合いとなった。物色動向としては米ハイテク株安を受けて半導体関連株が総じて弱かった一方で、ドル安/円高の一服で自動車などの輸出関連株、原油価格の上昇で鉱業株が下値を支えた。
TOPIXは0.32%高の2669.84ポイントで午前の取引を終了した。東証プライム市場の売買代金は1兆5505億7000万円と薄商いだった。東証33業種では、鉱業、パルプ・紙、保険、鉄鋼、海運など24業種が値上がり、その他製品、電気機器など9業種が値下がりした。
みずほ証券の中村克彦マーケットストラテジストは「株価押し上げ要因がマクロ・ミクロ両方で見当たらない中、ドル/円の円高基調が重しとなっている」との見方を示した。このところの売買代金は低調、腰の据わった長期投資家の不在が示唆されており、株価は上値を追いづらいという。
主力株では、半導体関連は東京エレクトロン、アドバンテスト、レーザーテックが2─4%超安とさえなかった。トヨタ自動車は1%超安だった。半面、中外製薬、ダイキン工業はしっかり。ジェイテクト、横河電機は4─5%超高としっかりだった。
東証プライム市場の騰落数は、値上がりが1230銘柄(74%)、値下がりは378銘柄(22%)、変わらずは37銘柄(2%)だった。
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