Chen Aizhu

[シンガポール ２６日 ロイター] - 中国の石油・ガス生産大手である中国石油天然ガス（ペトロチャイナ）が２６日発表した今年上半期決算は、純利益が過去最高を更新した。石油・ガス価格の上昇が石油精製の利益減少による影響を打ち消した。

香港証券取引所に提出された書類によると、純利益は前年同期比３．９％増の８８６億１０００万元（１２４億４０００万ドル）で、総売上高は５％増の１兆５５４０億元だった。

上半期の原油処理量は３％増の６億９３３０万バレル（日量３８１万バレル）だった。第１・四半期の８．２％増から伸びが鈍化しており、第２・四半期に減速とみられる。

ガソリン、灯油、軽油の合計販売量は２％減の７９０５万トンで、軽油が５．６％、ガソリンが２．７％それぞれ減少した。

一方、航空燃料の売上高は海外旅行の回復を受けて１６．４％増となり、グループの天然ガス販売量は１２．９％増の１４７２億立方メートルに上った。

国内天然ガス生産量は２．９％増の２兆４８６８億立方フィート、海外生産量は２．５％増の９７４億立方フィートだった。

原油総生産量は０．１％増の４億７４８０万バレル（日量２６１万バレル）となった。中国国内の生産量は０．１％増の３億９２８０万バレル、国外の生産量は横ばいの８２００万バレルだった。